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―コンチくん、いよいよデビューの日だね。 |
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昨日はいろいろ考えて、全然眠れませんでしたよぉ。 |
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―まあ、初めての時は、私も似たようなものだったからなぁ。 |
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えッ、タム教授がですかぁ。40年前は教授も純真だったんですね。 |
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―ブワッカモン! 私はそんなに年寄りじゃないぞ。まあ、そりゃそうと、コンチくん、キミはちゃんと清潔にして爪は短く切ったのかね。 |
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え、爪が何か関係あるんですか? |
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―あらまあ、キミこれからどこへ行くつもりなんだね。吉原だぞ。個室で女の子と二人きりになるんだから、それくらい最低限のマナーだよ。爪を伸ばしたままだと、女の子を傷つけちゃうことがあるだろう。キミが緊張しているように、女の子だって初めて会う人と一緒にいるのは少なからず緊張するものだよ。だから、女の子を不安にさせるようじゃあ、楽しく遊ぶことは出来ないぞ。 |
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なるほど、全然そこまで気が回りませんでした。初めてのデートと同じように、身だしなみも整えていかなくっちゃいけないんですね。 |
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―そのとおり。要するに恋愛と同じなんだよ。女の子だってキミを気持ち良く出迎えるために、きれいなスーツを着て待っているわけだよ。なにもタキシードみたいな格好をする必要はないけれど、清潔にして身なりも整えて行けば、女の子の好感度だってよくなって、楽しいひと時を過ごせるわけだよ。 |
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そうか、つまり同じ女の子と楽しくコミュニケーションするための前提条件というワケですね。 |
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わかってるじゃないか、コンチくん。 |
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ヘヘッ、それほどでも。で、個室に入ってからはどんなことに気をつければいいんですかねぇ? |
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―特別なことはなにもないよ。「PLAYGIRL見たよ!」と言って、話を始めればいいんだよ。リラックスしてね。ただ、あまり個人的なことを根掘り葉掘り聞くのは関心しないな。誰だって初めて会った人に、プライベートのことを聞かれるのは気分の良くないものだ。キミはPLAYGIRLを見て女の子を指名したから、そのコの情報を知っているワケだけど、しつこくそのことを聞き過ぎるのもよくないぞ。全然知らない人に、「キミって○○なんだよね」って言われると気持ち悪いだろ。 |
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そうですよね。相手からしたらストーカーっぽいですものね。 |
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―そう。情報収集で得た知識を一度クリアにして接するのが一番だ。 |
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実際のサービスに移ったらどうすればいいんですか。ボク初めてだから心配です。 |
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―何も心配することはないよ。その点は女の子がリードしてくれるから。ただし、若い人の中には、AVなんかの演技を、現実と混同してしまうひとがいるが、ソープランドはそういうサービスをするところじゃない。サービスにないことを強要したりするのは絶対にご法度。せっかくソープに行くわけだから、ソープならではのサービスを味わえばいいんだよ。 |
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じゃあボクはリラックスして臨むだけでいいんですね。 |
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―そのとおり。あとは女の子のいい部分を引き出してあげればいい。お仕事系の女の子なら、そのコがやりやすいように力を抜いて臨めばいいし、甘え上手なコなら、時間内で思いっきり恋人気分で盛り上がればいい。女の子だってお客さんがソープランドに何をしに来たか、ちゃんとわかってるんだから、その気持ちを素直に伝えればいいんだよ。 |
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なるほど、楽しむためには、自分でも努力が必要なんですね。 |
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―そういうこと。満足できたら「ありがとう」とか「すこく気持ちよかった」とか言ってあげて、気に入ったらまた指名してあげるのが一番。あとは相性の問題なんだから、ダメなら次また来ればいいぐらいに思っておくのが、吉原を楽しむための心構えだね。 |
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よ〜し、わかったぞ。あ、そろそろ時間だからボク行きますね。 |
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―よし、じゃあ、日本一の吉原を楽しみに行こうじゃないか。 |
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エッ、タム教授・・・。 |
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―心配ない、私も別の女の子でちゃ〜んと予約を取ってある。 |
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抜け目ないなぁ、教授は。 |
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―そのくらい常識だよ。 | |
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(MEMO)
・女の子が不快に思うほどダラしない服装はダメ。カラダも清潔にしていって、警戒心をもたれないように するのが最低限のマナー。
・プライベートなことは聞きすぎないこと。雑誌やネットの情報収集で得たことも、あまり根掘り葉掘り詮索するのは、ストーカーっぽくて嫌われるモト。
・サービスにないことや倫理に反すること(AVのようなプレイ)を強要するのはご法度。
・女の子の良さを引き出せるように、そのコに合った努力をしよう。最大のポイントは肩の力を抜いてリラックスして臨むこと。
・最後は感謝の気持ちも忘れずに。気に入ったコなら、また指名してあげることが女の子にとって一番だ。
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